不動産購入って怖い世界でして
騙された!って思う事案が多発します。
でも、まさか自分がそんな目にあうわけないってみんな思ってます。
しかし、私も普通に騙されました。
この記事では
「住宅ローン減税に釣られて、耐震基準を満たしていない家を買ってしまった」
私の体験談をお話します。
これから中古住宅の購入を考えているなら、必読です。
この情報をしっかり叩き込んで、騙されないようにしてください。
Contents
中古住宅の購入で騙された!住宅ローン減税とは?
住宅ローン減税とは
一定条件をクリアした物件を
住宅ローンで購入した場合
所得税から決まった額を引いてもらえる制度
です。
ざっくり言うと、
耐震をきちんとしてる家を買ったら、税金を安くしてあげるからね!
家買うと得だよ!という制度です。
住宅ローン減税についての基本情報は
をご覧ください。
築20年以上の古い中古住宅で住宅ローン減税を受ける1つの方法として
「耐震基準適合証明書(たいしんきじゅんてきごうしょうめいしょ)」が必要です。
耐震基準適合証明書とは?
家が耐震の基準を守っていることを
証明する書類
ですね。
わが家は築30年なので住宅ローン減税を受けようと思えば、この証明書が必要でした。
築30年の物件で、この証明書がとれるのかな?と思いましたが、
不動産会社の担当営業マンは自信満々に「大丈夫です!」と答えていました。
そして何の問題もなく証明書は発行されました。
築30年で証明書をもらって、
住宅ローン減税も受けられるしラッキー!と思っていました。
しかし、これって実はヤバイ状況だったことに後から気づきました。
中古住宅の購入で騙された!耐震証明書がヤバイ理由とは?
わが家がもらった「耐震基準適合証明書」に書かれていることはおそらくウソでしょう。
この証明書を発行するにあたっての耐震診断がきちんと行われなかったのです。
なぜきちんと耐震診断されていないと思うのか?
あとから知ったことですが
専門機関の調査データによると
- 旧耐震(昭和56年5月以前)の建物の9割以上
- 新耐震(昭和56年6月以降)の建物でも8割以上
が基準を満たさず、耐震改修工事が必要であるということです。
8割以上の家が耐震改修工事が必要なはずなのに、
私が買った家は耐震改修工事をすることなく「耐震基準適合証明書」が発行されました。
わが家は築30年の中古住宅です。
築30年もたっていて改修工事をすることなく、耐震OKですよー!
なんてそんなことありえません。
実際に住んでみて、家の傾きやきしみが気になると思っていました。
そして完全にアウトだと思ったのが床下です。
床下を覗いてみると、土台が浮いていてそのすき間に板が挟んでありました。
板ですよ!板!しかも大きさもバラバラ!
そんなものを適当に挟んだだけの状態で
耐震基準クリアしているわけないじゃないですか…
ほぼ全ての家の柱がこの状態です。
素人から見てもこれはヤバイでしょう…
わが家の証明書はきちんと耐震診断することなく発行されたものです。
なぜ、こんなことが起こったのでしょうか?
中古住宅の購入で騙された!その仕組みとは?
中古住宅を購入する際に、
できるだけ安く買いたいと思うのは当然ですよね。
不動産会社はそのことをよくわかっています。
だから「この物件なら住宅ローン減税も受けることができますよ?」
というセールストークは効き目があります。
実際に私も
- 10年間税金が安くなって
- 耐震バッチリ!という証明書(耐震基準適合証明書)発行
- 安心が得られる
ならすごくいいな!と思いました。
ウソの耐震基準適合証明書は誰が発行した?
担当営業マンから
住宅ローン減税を受けるために証明書を発行するなら
「不動産会社と提携している建築士がいるので、そちらを利用してもらえれば依頼も簡単ですよ」
と案内を受けました。
提携している建築士って、料金割り増しされそうだなーとは思いました。
(実際はもっとタチが悪かった)
しかし私は妊娠中だったので、
証明書を発行してくれる他の会社を探す余裕がありませんでした。
なので、そのまま不動産会社と提携している建築士に依頼してしまいました。
私は費用を営業マンに支払っただけで、
建築士に会うことも、建築士が家を調査しているところも見ることはありませんでした。
無事に発行された証明書に満足してしまっていました。
この
不動産会社と提携している建築士
の存在がウソの証明書を書いた張本人ですね。
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なぜ、この建築士はあっさりと証明書を書いたのでしょうか?
ウソの耐震基準適合証明書でみんな得する?
この仕組みの裏側って気づきにくいです。
- 不動産会社…建築士に客を紹介し紹介料ゲット
- 建築士…客の紹介で収入が入る
- 依頼者(私)…証明書で住宅ローン減税を受ける
一見、誰も損をしていないように見えますよね。
みんな利益が得られてハッピー。
しかし、この不動産売買が終わったあと
適当に耐震診断された家に住み続けるのは依頼者である私です。
損するのは私だけ。
しかも、家の不具合に気がつかなければ全て闇の中です。
これってめちゃくちゃ怖い。
私は今まで全く気がつきませんでした。
無知とは情けないです。カモですよ。
家に不具合があるといつも感じていました。
耐震証明書があるのに、どうしてかな?と疑問を持っていました。
今回床下を覗いたことによって、
私はダマされたことに気がついてしまいました。
不動産業界の闇は深いですね。
私も気をつけていたつもりでしたが、全くの甘ちゃんでした。
住宅購入を考えているのならば、知識武装は絶対に必要。
そして不動産会社の紹介する業者には注意するのは必須事項ですね。
後悔ばかりの中古住宅購入ですが、住宅ローンでもさらなる後悔が残っています。
中古住宅購入で騙されないためには?
中古住宅購入で住宅ローン減税を受け
安心できる家を後悔なく買うには、
不動産売買契約「前」に
自分で選んだ業者に耐震診断を依頼すること
をおすすめします。
不動産売買契約を結ぶ「前に」ですよ!!
もう一度、家を選ぶ機会があるならば私は絶対に
「ホームインスペクション」を使います。
<ホームインスホームインスペクションとは?>
専門知識と技術を有した専門家(インスペクター)が
- 住宅の欠陥の有無や劣化状況
- 改修箇所やおおよその費用など
を調査・診断し、アドバイスを行うサービスです。
不動産会社と売主、買主、
以外の第三者の存在としてこのホームインスペクションは効果抜群。
誰にも媚びない第三者の意見は客観的な判断材料として優秀です。
売主、不動産会社の裏を見ることはできません。
その思惑にダマされないためにも、
その家にどんな事情があろうと最低限、災害に耐えられる家だという証明はとっておく必要があります。
災害の多い日本では、それが自衛になります。
家を買うには土地、価格、間取りなどいろいろな条件があります。
もろもろクリアしたな、と思ったら契約!と走ってはいけません。
まずは耐震診断です。
これにより改修費用がどのくらいかかるかで、また予算も変わってきます。
売買契約前ならば、その耐震診断の結果を見て引き返すことができます。
<契約後に耐震診断を実施すると起こるトラブル>
証明書の発行のために、
多額の改修費用が必要だとわかったとき
そのことを理由に
不動産売買契約を解除することはできません。
契約前に必ず、自分の信頼できる業者に耐震診断を依頼しましょう。
不動産会社と提携している耐震診断会社ではなく、
自分で探して信頼できる!と思った業者を利用してください。
私がおすすめするホームインスペクションを行ってくれる会社は
信頼性の高い「OLENS」(オーレンス)です。
何千万ものローンを組んで地震で壊れる心配のある家を買ってしまう前に
必ず、住宅の安全だけは調査してください。
もう、ホームインスペクションすら面倒…!
俺はそんなことには騙されないと思っているあなたは、絶対に中古住宅購入に向きません。
キレイな賃貸に毎月それなりにお金を払って、安心と安全を手に入れましょう^^
私はマイホームを持ちながら断然賃貸推しですよー!笑
賃貸を探すならば全国賃貸情報 アパマンショップがおすすめです!
不動産売買契約「前」に耐震診断すること!!!
これだけ覚えて帰ってくださいね!絶対!
住宅購入は知識戦なので、本での勉強は必須ですよ。
読むべき本は【超初心者向け】家を買う前に読むべきおすすめ本ランキング!読まないとただのカモだよ?
にまとめてありますからね!絶対読んでね!カモにならないで!
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私の中古住宅購入失敗談特集は、
住宅購入について考えているあなたにとって
非常に有益な情報ですので、じっくり読んでいってくださいね↓
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