「夫が知らない家事リスト」という本の題名を見て
- 名もなき家事をいっぱい並べた本?!
- え?!211個もあるの?
- 夫って家事をちっともわかってないからね!
とガツガツした気持ちで早速購入して読みました^^
感想をサクっというと
「家事ストレスが笑い変わった!」でした!
この記事では「夫が知らない家事リスト」の内容と使い方、そして感想をまとめました。
ぜひ、購入の参考にしてみてください^^
Contents
名もなき家事リスト211個の正しい使い方は?
「夫が知らない家事リスト」の著者は元お笑い芸人で、
現在は放送作家として働きながら芸人の妻をしている方です。
妻として家事を運営するうちに不満がたまり、
ある日うっぷんを爆発させるように書き出したのがこの「夫が知らない家事リスト」です。
この家事リストは
夫婦で家事の量を確認するため
に使います。
リストとして目に見える形で膨大な家事の量を夫に見せることで
夫も妻がやっている家事の流れが見えるようになります。
そして、妻が家事に疲れている理由が実感として伝わります。
男の人はロジカル(論理的)に説明すると納得してくれることが多いので
この家事リストのように目に見える形を提示すると
今まで伝わらなかった家事の大変さが伝わりやすいのです。
著者はこの家事リストを夫と共有することによって、
夫が家事に積極的になり、生活が劇的に変わったと話しています。
人生を変えたアイテムといえばこの家事リストだ!というほどです。
注意点
この優秀な家事リストですが、使用するときに1つだけ注意点があります。
それは、この211個の
家事の担当を決めないこと!
膨大な数の家事の担当を決めてしまうと、互いにできていないところが目について
注意しあって監視し合うシステムになってしまいます。
そんな家庭は息苦しいですよね。
家事としてやるべきことを2人が知っている
その状態が大事です。
2人がやるべきことを知っていれば
できていないところを互いに助け合うことができますからね!
では次に実際に、夫婦で家事リストを使ってみた体験談をご紹介しますね↓
名もなき家事リスト211を夫婦でやってみた
リストに実際にチェックをつけてみました。
結果はこちら↓
- 妻がしている家事…103個
- 夫がしている家事…41個
- わが家には存在しない家事…67個
でした!
うちの夫は家事にとても協力的でして、私から見てもよくやってくれているなという結果でした。
傾向として
- 妻…料理とキッチン
- 夫…洗濯とお風呂、洗剤補充系
を担当しているということが目で見てわかりました。
お互いに得意な系統の家事を担当しているので、
わが家の家事はムリなく回っているんだなと納得です。
このリストをチェックすることで、
なぜ家事シェアがうまくいかないか?の原因もあぶり出すことができますね!
そして笑ってしまったのが
わが家には存在しない家事が67個も家事リストに入っていたこと笑
家事自体の数を減らすことも大事ですよね!^^
本の最後に、おまけとしてフットボール後藤氏との対談がついていますが
そこから後藤氏の言葉を引用すると
著者に対して
「あんた細かすぎや!」という気持ちもありました笑
名もなき家事リスト211より、プチコラムが推し!
「夫が知らない家事リスト」の中では名もなき家事を紹介して
その名もなき家事を妻がどう思っているか説明しながらノリツッコミをいれていきます。笑
これが的を射ていて、著者の元お笑い芸人の特性を生かした軽快なツッコミが冴えわたりクスッと笑えます。
その家事紹介も笑えますが、私のイチオシは家事紹介よりもプチコラム!
家事紹介の間にプチコラムが数個掲載されているのですが、
どれもそうそう!そうなのよ!それな!の共感があふれてきます。
特にお気に入りプチコラムは
- 料理の話
- 買い物の話
この2つです。
料理のお話
著者はこの料理のお話プチコラムの中で
料理を「水面下で24時間稼働している家事」と説明しています。
ああ、マジそれな!と頭をぶんぶん縦に振ってしまった!
著者は料理の過程を延々と細かに語ってくれます。
買い物して、調理して、片づけしてという以外に、
冷蔵庫の中身を把握して献立を考えて
賞味期限の優先順位や
家族全員が食べられるものをとか
誰かが元気がないから食べやすいものをとか
考えて、考えて、考えて!!
料理ってずっと考えてるんだよ?!
ってことがよくわかる隅々まで料理の大変さを語ってくれるプチコラムにすっきりしました。
自分が毎日一生懸命、あたり前にやってることをしっかりと文章に表してくれることで
私ってがんばってたんだな…!と自己肯定感が上がってきます。
料理を毎日担当しているみなさん!
あなたはとても!優秀ですよ!!と言ってもらえた気になりました^^
買い物のお話
こちらも先ほどの料理のお話と同じで、普段何気なくやってのけている買い物というものが
どんなに高度なスキルが必要なものかということを
延々と語ってくれるプチコラムとなっております。
このコラムの中で特に笑えたのが
「精鋭のレンジャー部隊顔負けの対応力をもつ、買い物のスペシャリスト!」
という一文!
この一文にいたるまでに、買い物担当者が行う多くのスキルが紹介されています↓
- 今晩のおかず、朝食、休みの日のお昼用、晩酌用のおつまみ、子どもののおやつなど様々なケースを想像しつつ
- 冷蔵庫や冷凍の在庫と組み合わせながら
- 主菜、副菜の組み合わせがバランスよくなる献立を考え
- 消費期限をチェックし、家族のスケジュールと照らしあわせながら消費可能かどうかを計算しつつ…
と延々続く。
さらに子ども連れならではのスキルはこう↓
お菓子売り場やガチャガチャ置き場からできるだけ自然に遠ざけながら
最小限の動きで無駄なく移動する
わかる…!!
どれもあるあるで、確かにそう考えて動いてる!
私は精鋭レンジャーとしてのスキルがあったのかと知ることができました。
しかし、買い物の話を延々と読んでるうちに
買い物はもうネットスーパー使おうな…と思ったけどね↓笑
名もなき家事リスト211はこんな人におすすめ!
夫の知らない家事リストはその独特な文章の書き方から、読む人を選ぶ傾向があります。
どんな人におすすめかまとめした↓
- 関西のノリツッコミが許せる
- 夫の家事のやり方に不満あり
- 家事は自分ばかりしてると思っている
- 細かい家事が気になる性格
夫が知らない家事リストはすごく細かくて、え?そんなことまで?という小さな家事まで並んでいます。
元から大雑把な性格の人は、そんな家事わざわざやらなくていいのに…と思う所もあるかもしれません。
実際、私はやったこともないような家事もありました。
家事の細かさには自信あり!という人には共感の嵐のはず!
でも、家事に対する不満が全て笑いに変換されているので笑い飛ばしてスッキリする本です^^
夫と家事リストを共有できれば、問題点も見えてきて家事シェアも進むかもしれません。
笑いと家事シェアの二つを提供してくれる本でしたね!
最初から最後までハイテンションで走り抜ける1冊なので、家事へのストレスが笑いとばせますよ^^
家事に疲れてうんざりしていて、突破口を探している人は一度読んでみてくださいね!
下がった気持ちを上へ持ち上げてくれるパワーのある本ですよ!
名もなき家事を取り上げた別の本を知りたいなという方には
「やってもやっても終わらない 名もなき家事に名前をつけたら その多さに驚いた」
という超長いタイトルの本もありますよ!
この本についてもくわしいレビューを書いていますので気になる方はどうぞ↓
名もなき家事ではなく時短家事の方が興味深い人は
をあわせてどうぞ^^
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