夫婦関係

妻のトリセツが炎上?!夫婦のすれ違いを改善するテクニック満載の良書だよ?

妻

いきなり不機嫌になる妻への対応について

脳科学とAIの知見から書かれた「妻のトリセツ」という本を知っていますか?

 

「妻のトリセツ」はきちんと読めば、

夫婦のちょっとした行き違いを防ぐために知っておくべき知識がぎゅっと詰まった良書です。

 

しかし、メディアによってその一面だけを切り取られたためにネット上で炎上…という事態になりました。

「妻のトリセツ」は世の悩める夫婦のために必ず役に立つ1冊なので、

その内容と私が実践した体験談を踏まえてご紹介します^^

「妻のトリセツ」はなぜ炎上した?

夫婦

「妻のトリセツ」はスッキリ、ミヤネ屋、世界一受けたい授業などで特集され、

その内容がかいつまんで紹介されました。

 

  1. 妻と子が争ったときは、子が正しくても妻の味方をすべき
  2. 妻の言葉のウラ側
  3. 妻とケンカしたときは思い出のお菓子を買おう

などの内容でした。

 

本を完読した私からすると、この内容はほんの一部であり重要な部分ではありません。

 

炎上した原因は前提条件のズレだと考えます。

 

この「妻のトリセツ」は前提として

専業主婦の妻、妊娠・出産・授乳期の妻を特に対象として解説しています。

 

しかし、その前提条件をすっとばしてすべての妻へのトリセツとして紹介されたことがまずアウトです。

 

そして本書は脳科学の立場から女性脳の仕組みの特性を前提に「妻の不機嫌」の理由を説明しているのですが

すべての人がそうであるわけではないということを強調しなかったこともアウト。

 

ハート

血液型性格判断ってみんな大好きですよね?

あれと同じです。

 

このような特徴がある人が多いです。

【しかし、すべての人がそうではありません。】

 

その当然の前提が見る側に足りていないために炎上したのだと考えます。

「あー自分はあてはまらないな」という人は当然存在します。

 

逆にその情報を得ることで

「そうそう!私のモヤモヤを見事に解説してくれている!」

「あー俺の妻もそうだわ…」と思ってラクになる人もいます。

 

炎上が起こるということは、世間からその問題に対する気持ちが根深いことの証明です。

 

みんな、夫婦間の行き違いやイライラに関心が高く、困っているんですね。

もちろんわが家も例にもれず…

 

だから、夫婦間のイザコザを改善するために、この本を読むことで損は一つもありません。

では、妻のトリセツって本当はどんな内容なのかをまとめていきますね。

「妻のトリセツ」って本当はどんな内容?

女性

メディアではほんの一部の紹介でしたので、その内容を誤解した方が多かったようです。

ここでもその全容を紹介することはできませんが、

結婚7年目の私が特にうなずき、納得した内容をご紹介しますね^^

 

私が「これは知っておくと役に立つ!」と思ったのはこの2つ

  1. 「名もなき家事」が妻を追い詰めるメカニズム
  2. 妻の小言はセキュリティ問題

 

「名もなき家事」が妻を追い詰めるメカニズムとは?

コーヒー

「名もなき家事」というワードが世に知られるようになって久しくなります。

私もこのワードが出始めたときに「あるある」と思いました。

 

料理、洗濯、掃除と名前のある家事の他にも、

  • ゴミ箱にゴミ袋をかける
  • ペットボトルのラベルをはがす
  • トイレットペーパーを切らさないように買い足す

など、数えだすとキリがない。

 

これらの家事は子どもが生まれると劇的に増え、しかも全く思い通りにできません。

結果、名もなき家事はどんどんたまりできないことに妻はストレスをためてくことになる。

 

そこに夫の無神経な行動と発言が重なり、大爆発にいたります^^;

 

夫

何度言っても、

食べたお弁当の包みを開いて水につけておかないし、

薬を飲んだあとのゴミをゴミ箱に捨てない。

あげくに日用品がなくなると「一昨日からないけど?」とか平気で口にする。

 

妻の怒りは名もなき家事を「どうせ妻がやるだろう」と夫が思っているということにある。

 

まさしくコレだわーと共感しました^^;

妻の小言はセキュリティ問題?

夫

妻はこの私だけにのしかかる家事の負担感を減らすために

家庭内にさまざまなルールを設けようとしますよね。

  • トイレを使ったら便座を下げて
  • 靴下を脱ぎっぱなしにしないで
  • 扉は開けたらきちんと鍵をかけて

など、ごく一例ですが、あなたの家庭にも似たようなルールがあると思います。

 

このルールを破り続けると、妻は大爆発。という事態を経験している方は多いはず。

 

わが家でもこれはもちろんあって、

  • ズボンの脱ぎっぱなしと
  • 薬を飲んだ後のゴミ捨て

がどうしてもしてもらえません。

 

何度も注意すると「小言が多い…」とか言われてしまいます。

 

どうして妻は小言を言うのか?という大きな疑問について

「妻のトリセツ」が教えてくれました。

 

 

鍵

妻が小言をいうのはセキュリティの問題なのです。

  • 便座が上がったままなのに、腰を下ろして子どもがケガをしたら?
  • 脱ぎっぱなしの靴下を踏んで滑ってケガをしたら?
  • 扉の鍵が開いたままで誰か入ってきたら?

と妻自身も意識して深く考えていませんが、実は無意識に妻はリスクヘッジしているのです。

妻のルールは家庭を守るためにあります。

 

私自身、確かに無意識でしたが考えるとリスクの高いことに反応していると気がつきました。

  • ズボンの脱ぎっぱなしはケガの可能性
  • 薬のゴミを捨ててもらえないことは子どもの誤飲の可能性

 

を危険と感じていたと考えられます。納得しました。

これって知っているか知らないかで大きな違いが出ますよね。

 

「また小言いってるわ…」と思われるのと

「確かにこれって危険につながる可能性があるよね…」

と思ってもらえるのはお互いにとってちがいます。

 

夫は妻の言うとおりにすべき?

夫婦

私が要求するルールを言ったとおりにやってほしい!と思っていましたが、

それを実行しようとすると夫側には妻の3倍のストレスがかかると

「妻のトリセツ」は言います。

 

だから夫がすべきは妻の要求に従うよりも「妻をねぎらうこと」です。

 

これもそういわれるとそうかも…と思いました。

夫には何度言ってもしてもらえないことがあります。

 

それはめんどうだからというより、

その事柄を認知できない傾向にあるような気がします。

夫はわざと私がイヤがることをするとは思えませんから^^;

 

妻のトリセツ的に言うなら、脳の構造上その事柄を認識しにくいのです。

 

たとえば、トイレの便座を閉めるとか、靴下を脱ぎっぱなしにしないとか。

何度言ってもできないものは、

実行して習慣とするのにかなり努力が必要になります。

 

そこを努力するのが難しいなら、

「妻をねぎらうこと」をがんばってもらうほうがお互いに気持ちがいいかも?

と思いました。

 

ということで、夫にお願いして「妻をねぎらう」を実践してもらいました。

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<体験談>「妻のトリセツ」を実践すると?

夫婦
  1. 妻がやっている名もない家事を夫が気づいていない事実
  2. 名もない家事を夫がこなそうとすると3倍のストレスがかかること

を受けて、夫がやるべきことは「妻をねぎらうこと」だと夫に説明しました。

 

そして夫に事あるごとに私がした名もない家事を報告ねぎらってもらうということをやってもらいました。

 

朝は「起きた子どもたちをトイレに誘導、朝食の用意、お弁当の用意、保育所の用意をがんばりました!」

と夫に報告。

夫「がんばってくれて、ありがとう!!!!!」

とめちゃめちゃ冗談交じりに大げさに言ってもらいましたので、笑ってしまいましたが

夫に私がやったことを認めてもらって嬉しかったです^^

 

完全に言わせてますが、意外と嬉しいです。笑えます^^

 

休日にも夫が寝ている間に「私が子どもたちのトイレにつきあい、朝食を用意し、安全を見守っていた」と報告

夫「寝ている間に子どもたちをみてくれて、ありがとー!!!!」

と大げさにほめてくれました。笑えます^^

 

妻

何にも言わなければ、あたり前のように過ぎていくことを

「気づいてほしい、言葉で感謝してほしい」と伝えたことで

夫も私が欲しい言葉が明確になったので、わかりやすいみたいでした。

 

最初は大げさにしていましたが、今でも続いています。

 

私が疲れて家事をしているのにスマホを見てゴロゴロしている夫にイライラしてきたら

「夕食の片付けして、お風呂の用意もしたよ」

と報告します。

 

夫

すると、私がやったことを認めてほしいんだなと察した夫が

「がんばってくれてありがとう!!」と言ってくれます。

 

やはり、言葉にしてもらえると多少気が晴れて100%の怒りが70%ぐらいまで落ち着きます^^

なくなりはしませんが笑

 

これは「妻のトリセツ」の著者も言っていて

妻から飛んでくる10発の弾丸を7発に減らすための方法だと説明しています。

まさしくその通りだなと思います。

 

でもやっぱり、言わないよりは言ってもらうほうがずっと気持ちがいいんです^^

だから、妻と夫の間には

すれ違いを防ぐための知識とそのためのテクニックが必要だなと実感しました。

「妻のトリセツ」はどんな人におすすめ?

ハート

「妻のトリセツ」は妻が無意識に求めているものを見事に言語化してくれているなと思う場面がたくさんあります。

  • ああ、あのときの自分はこう言ってほしいのか
  • あのとき妻はこういう状態だったのか

と思い当たるふしが必ずあるはずです。

 

そのときの対応策をしっかりと教えてくれている夫婦のすれ違いを調整するために必要な知識が詰まっています。

 

だから「妻のトリセツ」は

  1. 最近何を言ってもイライラしている「周産期、授乳期の妻」を持つ夫
  2. 周産期、授乳期の妻自身
  3. 就学前の子供がいる家庭の夫婦

におすすめです。

 

家庭を持ち始めてまだ日が浅いうちにこの本を読んでおく、後々必ず役に立ちます。

妻自身が読んで、自分自身を冷静に分析するのもおすすめです。私はこのタイプ。

 

  • なんでうまくいかないのかな?
  • なんでイライラするのかうまく説明できない。
  • でもなんか腹立つ。

みたいなことって多いと思います。

 

その自分自身で意味不明な怒りの正体を解き明かしてくれるのがこの「妻のトリセツ」なのです。

 

夫がイライラする妻にもうどうしていいかわからない…という切実な場合には

夫がまず実践してみて、

妻が軟化してきたあとで夫婦で読むことをおすすめします。

 

夫が態度をかえても、妻は最初冷たい態度を崩さない場合もあるようなので根気よくためしてください。

きっと笑顔の妻が帰ってきます^^

 

夫婦の溝は深いモノで決して埋まりません。

でも、どうしてそうなるのかというメカニズムを知識として知っていると

冷静になれる部分もでてきます。

 

冷静な部分から正しい対応をとることができるようになります。

 

 

知っているか、知らないかの間にも深い溝があります。

なんだかうまくいかない。を放置していると取り返しがつかなくなりますよ?

 

話題の「妻のトリセツ」を読んで、ほっこり笑顔で会話のできる夫婦に戻りましょう^^

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