新卒1年目ってしんどいことだらけですよね。
初めてのサラリーマン生活に、新しい人間関係
今まで経験したことのないような理不尽とストレスがたまることばかりです。
私は学生時代は超優等生で成績は優秀でした。
しかし、
新卒で入った職場がストレス過ぎて辞めてしまいました。
この記事では、新卒1年目で仕事をやめた理由と、その後はどうなったのか?について実体験をお話します。
新卒1年目でやめたいと思っている人は、ぜひ参考にしてください(*´Д`)
Contents
【新卒】ストレスでしんどい。仕事を辞めた理由とは?
私は福祉系の大学を卒業し、福祉職の公務員として市役所に就職しました。
もう、優等生の超王道を突き進んだ結果の就職で満足していました。
しかし、配属された
「生活保護課」の仕事が私にどうしても合わずにストレスフルで、
精神不安定になり
自傷行為をするまでに発展してしまいました。
生活保護課の仕事とは?
生活保護課の仕事は、生活に困窮している人に生活保護費を適切に支給する仕事です。
生活保護受給者の家を訪問し、生活上の悩みを聞いて、使うべきサービスを紹介することもします。
私は高齢者の担当だったので、働いて自立することを促すよりも
健康に生きているか?
不正受給していないか?
と確認することが大きな役目としてありました。
以前、「健康で文化的な最低限度の生活」という漫画が流行りましたが
その主人公と同じ仕事です。
あの漫画はハートフルに描かれていますが、実際はドロドロもドロドロです。
困ってるんだから金出せよ
出せない?
ハァ?なめてんのか?!
みたいなクレーマーだらけの世界でした。
高齢者の担当となると特に厄介なのは
- 昔は成金で儲けたプライドの高い人
- 元暴力団出身の人
- 精神的に不安定な人
などの強烈なクレーマーたちです。
私は優等生として生きてきたために、
先生や親に理不尽に怒鳴りつけられる経験をまるでしてきていませんでした。
なのに、ハッキリ言ってヤクザまがいの受給者たちがゴロゴロいて
理不尽な理由をつけて怒鳴り散らしてくるわけです。
今時の若者は怒鳴られたら、すぐ凹んで根性がないとか言われますが
怒鳴られない環境で育った人は健全だと思います。
強烈なクレーマーたちは電話をかけてきては難癖をつけ、訪問すれば、若い女性の私を前に粋がって怒鳴りつけました。
もちろん、そんなことするのは少数の人で大多数の人は温厚な方たちでした。
しかし、やはりその少数の強烈なクレーマーたちのもつ負のパワーは強烈で、
私の心は疲れていきました。
生活保護課の仕事にやりがいを見出す同期が何人もいて、逆に驚かされました。
私がこんなに苦痛に感じることを、他の人たちはやりがいをもって取り組める事実に
今まで優等生路線を突っ走ってきた私のプライドはズタズタでした。
みんなが普通にできることが
自分はがんばれない
仕事のストレスの上に
がんばれない自分が情けなくて
さらに自分で自分を責め立てていました。
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【新卒】ストレスフル。楽になりたい。仕事やめて後悔した?
新卒1か月の時点で、すでに辞めたいと思っていました。
そのときに上司にも相談しましたが
やはり、生活保護課の過酷な任務に辞めたがる人は多く、職場はいつも人手不足でした。
上司はなんとか続けるように説得してきます。
私は新卒でも150人近い担当人数を抱えていて、私が抜けると大変な状況になると圧力もありました。
強烈なクレーマーたちを相手にしているため職場内は一致団結しており、
職場の人間関係は良かったのです。
私の中に、親切な同僚たちに迷惑をかけたくない気持ちがありました。
ここに優等生としての私の意地があったんだと感じます。
職場内のサポートもありなんとか半年続けました。
しかし、半年も過ぎると
- 意味なく涙が出たり
- 眠れなかったり
- 出勤前に頭痛がしたり
と体にも支障をきたし始めていました。
有給を使い切るほどに頻繁に休みを取りながらしのいでいましたが、クレーマーは次から次へと現れます。
さらにストレスはたまり、
自傷行為を始めるようになってしまいました。
不安やイライラを押さえるために
手を噛んで落ち着こうとするのです。
家でいると手に歯型がつくほど噛み続け
仕事で受給者と話をしているときは
机の下で手に爪を立てて耐えていました。
受給者と笑顔で話しながら、話を右から左へ流し、
手に感じる痛みに集中することで乗り切ります。
そうして毎日過ごしていましたが、
今思えば異常ですね。
実はその職場には、精神を病んで、精神疾患になりながら働いている人もいました。
その人はパートよりも簡単な仕事内容しかできませんが、正社員と同じ給料をもらっていました。
生活保護課の仕事をする中で精神疾患になってしまったために、その保証として正社員と同じ立場で雇用されているようでした。
この職場に長くいると精神を病んでしまう人もいるというリアルな実例が目の前にいて、
早く逃げなければ自分も同じになってしまうという危機感を常に感じていました。
有給をフル活用して休息をとり、仕事をサボりまくりながら必要最低限をこなして、
なんとか1年を終えました。
生活保護課は配属されると10年近く勤めることが多いので、新卒の身で来期は異動なんてことはまずありえません。
来期もこの仕事をするなんて到底無理だったので
正式に辞めることを伝え、
新卒1年目で仕事を辞めました。
後悔は1つもありません。
早く辞めなきゃ自分がヤバいといつも思っていました。
でも、
- 大学まで学費を出してくれた親への申し訳なさ
- 同僚に迷惑をかけたくない気持ち
- 社会で立派に自立したいと願う気持ち
が辞めることを躊躇させ、1年は続けました。
1年の区切りまで勤めたことで、同僚への義理は果たしたと感じています。
4月の異動で人員補充が可能なので、私の担当は引き継いでもらえます。
1年勤めたおかげで雇用保険をもらえ、1年の区切りは私にとって最良でした。
今では退職は良い選択だったと心から言えます。
心が病んでくると辞めるべきときに辞めることもできなくなります。
1年できちんと辞める決断ができた自分にはその理性が残っていたと感じます。
健康でさえあれば、何度でも働きに出ることができますからね。
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【新卒】ストレス。楽になりたいから仕事を辞めた後、どうなった?
新卒1年で仕事を辞めた後は、家で休養していました。
貯金と雇用保険のおかげで半年はゆっくりできましたが、
世間から脱落した情けない気持ちでいっぱいでした。
辞めた後の自己嫌悪感でさらに病んだと言えます。
大学の同期は当然ながら続けている仕事を
自分が一番最初に辞めてしまった後ろめたさがいつも付きまといました。
社会で働いてキラキラしているように見える同期たちに会うのが特に辛くて、
友人に会う事もせず家で引きこもりがちでしたね。
みんなが続けられることが
自分にはできなかった事実
に自分を責めていました。
優等生として生きてきたので、
周りができることは自分もできて当然。
もっと言えば人より上手にできて当然でした。
だから、新卒1年目でドロップアウトしてしまったことは私の人生で
一番の屈辱でした。
本当にツラかった。
仕事をしているときは辞めたい辞めたい、楽になりたいと思っていたけど
仕事を辞めると今度は
社会不適合者の烙印を押された気持ちに日々苛まれていました。
退職後すぐに、福祉系で就職活動をしてすぐに内定をいただきました。
しかし、どうしても働く気になれずお断りをするということを何度か繰り返しました。
働くことが怖くなってしまったのです。
当時一緒に暮らしていた彼氏は理解があり、半年間いっぱいは休養することに決めました。(今の夫です)
1年間の仕事で病んだ心を復活するために、半年の休養が必要になりました。
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【新卒】楽になりたいから仕事を辞めて、わかったこととは?
半年間の休養を経てやっと外で働く気持ちになり、次は小さなクリニックで働き始めました。
驚いたことに
全くストレスがありませんでした。
あれ?仕事ってこんなに楽でいいの?
職場の人間関係にも恵まれて、強烈なクレーマーはおらず楽に仕事ができました。
新卒1年目で仕事を辞めてしまって、本当に情けなくて自分はダメなやつだと心底思いました。
しかし、次の職場に行ってわかったのは
自分に合わない職場や仕事がある
ということでした。
自分が悪いのではなく、
職場や仕事内容が自分に合わないだけ
ということは確実に存在することがわかりました。
次の職場は結婚して妊娠するまで続けることができました。
自分が社会でやっていける!
最初の職場が合わなかっただけだ!
という自信を取り戻してから子育てに臨むことができました。
【新卒】ストレスでしんどいから仕事を辞めたいと思っている君へ
私が辞めた1番の理由は
「強烈なクレーマーの存在」でした。
私の場合はお客さんがクレーマーでしたが
強烈なクレーマーたちは
上司や先輩、同僚、取引先と形を変えてあなたのそばにいますよね。
そういう人たちは若い人にえらそうに文句をいう事で自分の
ストレスを発散しています。
そんな人たちのストレス発散のせいで、若いあなたの人生をめちゃくちゃにされては困ります。
危害を加えてくる人と仲良くする必要ありません。
その人たちとの時間は、あなたの人生を豊かにはしてくれません。
あなたがきちんとがんばれば、その存在を大切にしてくれる場所は他にもあるはずです。
仕事に毎日通うのがなんとなく嫌
おもしろくない、つまらないとかではなく
心が悲鳴を上げる
このままだと
健康でいられない状況
が続くならば、今すぐ辞めてもいいと私は思います。
退職のおすすめ時期は雇用保険が使える1年区切りですが、
それまでに心が崩壊してしまっては元も子もありません。
心と体が健康であれば、何度でも働きに出ることができます。
心身を病んでしまって何もできなくなる。
これが一番怖いことです。
一番大切なのは、
あなたの心と体の健康です。
あなたの心と体が健康であるための決断が、一番正しいと私は思います。
新卒1年目で仕事を辞めた私ですが、
今では3人の子どもを持つワーママとして働いています。
あのときの決断のおかげで、私は今も元気に働けています。
今の場所が全てだと思わないでください。
あなたの心と体を、何よりも大切にしてくださいね。
転職も有効な一手です。
悩んでいるときに本はとても役に立ちます。
ぜひ、心のケアに読んでみてください↓
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おしまい!